歯科関係者向け
健康づくりを支援するシステムとは

 当院のシステムについてご説明したいと思います。当院では、精密検査を2日に分けて、1日目に矯正歯科治療の資料採取、2日目に予防歯科関連の資料を採取しています。1日目に失敗した資料や追加したい資料は、2日目の予防歯科関連の資料採取前にとるようにしています。

カリエス・リスク(虫歯の危険度)検査は必要か?

 カリエス・リスク検査についてですが、手間と経済的な問題から『その必要性について』聞かれることがあります。そんなとき、私はこのようにお答えしています。
 確かに臨床経験をつんだ先生が注意深く患者さんを観察すれば、歯垢の質の違い・ミュータンス菌(虫歯の原因菌)の量や唾液の質・分泌量なども計測することなくおよそ見当がつくと思います。
ただ、どうでしょう、『人は目に見えないものを言葉だけで理解する』という事に関しては、一般的には苦手ではないでしょうか。人に説明し共通の理解を得るためには、目に見える形で表現したり、ちょっとした数値を加える工夫が必要かと思います。
 また、症状の変化がどの程度起きたのかについて説明する際にも、『数値』を加える事で共通の理解が得られやすいのではないでしょうか?もちろん、『数値を鵜呑みせずに人を診る』と云う基本がもっとも大切な事ことには変わりありません。
当院の場合ですと、医師が治療前にセファロ分析しVTOを使って患者さんに説明するのと同じ感覚で、歯科衛生士は、カリエスリスク検査を行い、個々の患者さんに必要な予防プログラムを説明するように心掛けています。
 もっとも、中には『数値嫌い』の方もいらっしゃるようで、数値の並んだ表やグラフを見た瞬間に『先生、もういです。わかりました。で、どうすればいいんですか?』という患者さんもいらっしゃいますので、誰にでもわかりやすい説明をするというのは難しいものですね。

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