カリエス・リスク検査の流れ

 カリエス・リスク検査の中で、ミュータンス菌の検査は、試験管にバシトラシンのタブレットを入れてから15分ほど待つ必要があります。準備が出来るまでの時間を有効に使うため、その待ち時間を使って、歯科衛生士は配っておいたアンケート用紙を回収し必要な問診を行います。アンケート内容は、

  • 生活習慣を知るために、 『日常生活について』
  • 食生活の問題点を知るために、『食生活について』
  • 口腔衛生習慣を知るために、 『歯磨きについて』

記入してもらっています。この用紙は、すべて歯科衛生士が自分達で考えて作ったものです。彼女たちが忙しい臨床の流れの中で

  • 簡単に記入できて短時間に情報を収集できるか。
  • 資料をぱっと見たとき内容を目で追って理解できるか。
  • メモしたいこと書く余白があるか

と云うことを考えて作ったものです。
 カリエスリスク検査が一通り終わりましたら、2色性の歯垢染色液であるNEW−2TONEを使用して染め出しをします。この時は、指導することなく、記録のためにまず口腔内写真を取ります。写真撮影後は、DHが、ティースブラシを使って完全に落としてから帰します。 NEW−2TONEは、染色性が強いので歯ブラシだけでは落としきれないためです。これは、考えてみれば当たり前のことなのですが、歯ブラシでは落ちにくい非水溶性のプラークを染め出して確認出来るのがNEW−2TONEの特徴なのですから、ブラッシング技術の未熟な初診時の患者さんが自分で落とせるわけがありません。この時点で自分で完全に落とせる患者さんには、歯ブラシの実技指導は必要ないと思います。そんな患者さんには、フロッシング指導から始めると良いと思います。

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